映像や画像などを使って、世界の宇宙業界の現状、宇宙旅行用の宇宙船の概要、無重力飛行サービスの概要、様々な民間宇宙ビジネスの例を紹介します。またASTRAX ACADEMYの概要、各コースのベーシックレベルについて説明いたします。宇宙や無重力の世界を身近に感じていただき、誰でも簡単に民間宇宙ビジネスに関われることを知っていただき、民間宇宙ビジネスの無限の可能性について考えるきっかけを与えます。

各コースの概要を説明します。

『宇宙開発は国家事業で行うもの。とても優秀なサイエンティストやエンジニアでないと関われないもの。』そういった固定概念を持っている方が多いのが日本です。さらに、宇宙業界は理系に進まないと携われない、宇宙に行こうと思ったら宇宙飛行士になり、健康も体力も必要なとても優れた人でないとなれない、と思っている方もいます。しかし、民間宇宙の世界では、子供からお年寄りまで誰でも宇宙に行ける時代が来ようとしています。日本国内で伝えられている情報がどれだけ偏っていて、また間違った情報が刷り込まれているかを解説しつつ、世界の正しい宇宙情報について学びます。

無重力の世界は、宇宙に行かなくても航空機を使って作り出すことができます。それも日本では名古屋に行けば体験できます。日本以外ではアメリカ、ロシア、フランスなどの国でも体験することができます。海外と日本の無重力飛行サービスの違いや、各国のサービスの特徴、参加するための手続きや制約、健康診断からビジネスへの応用についてなど、様々な事例を紹介しながら、無重力飛行サービスについて学びます。

すでに日本でも、宇宙船や無重力飛行機などを利用した、宇宙ビジネスを行なっている事例がたくさんあります。各事例を紹介するとともに、さらなる応用例や、みなさんのビジネスへの取り入れ方や発展のさせ方などを学びます。それぞれの産業、それぞれの分野で宇宙を取り入れた商品の開発やサービスを開発すれば、日本初、世界初となり、時代の先駆けとなって、同業他社との差別化になります。

宇宙に行くには宇宙飛行士になるか、お金持ちになって宇宙旅行に申し込むか、という方法しかないと思っている方々が大半です。しかし、逆にお金をもらって宇宙に行く方法はないか、そう考えると、宇宙に行く方法は無限に出てきます。その一番簡単な方法は、会社の出張で行くという方法です。ご自身の会社の事業の一環で、あるいはお客様と一緒に、海外出張と同じ感覚で宇宙出張や無重力出張が可能なのです。旅費は経費で落とします。出張旅費、教育研修費、研究開発費、広告宣伝費など、宇宙船や無重力飛行機の中で実施する内容によって経費項目も様々です。これからは誰でも宇宙に行ける時代です。宇宙船もあります。お客様もいます。けれどそのお客様のニーズに応えるサービスがありません。宇宙に行く人向けのサービスを作って宇宙で実施すれば、それは宇宙での仕事になるのです。

宇宙に行くには、旅行会社でチケットを買えば行ける時代になりました。しかし、チケットを買ってすぐに宇宙に飛んでしまったらもったいない！今なら何をやっても世界初。そして宇宙で何かをしようと思ったら、その準備にはそれなりの時間を要します。せっかく多額の費用をかけて宇宙に行くのであれば、事前にしっかりと準備を行ない、その宇宙飛行全体を何倍もの価値があるものにできます。ここではスペースシャトルの宇宙飛行士が1年くらいかけて行なう宇宙飛行の準備を参考に、宇宙旅行者が宇宙に行くまでの準備作業について学ぶとともに、宇宙飛行が海外出張と同じくらい身近であり、かつ準備の大切さ、そしてそれに付随する様々なサービスが必要となることについて学びます。そこにはたくさんのビジネスチャンスが眠っています。